The History of a Classic Japanese Garment
The maekake’s origins lie in the 15th century, when Muromachi-era fishermen would cut aprons from old sailcloth to tie around waists. The garment’s full and formal name is ho-maekake, or sailcloth apron. In Japan, as elsewhere, necessity led to the reuse and refashioning of worn-out materials.
The maekake’s popularity peaked in the 1950′s and 1960′s. Most maekake were made in Toyohashi city in Aichi prefecture, some 300 kilometers (185 miles) from Tokyo.
During the dramatic expansion of Japan’s post-war economy, maekake production boomed, and aprons printed with a shop or company name spread among sake breweries, stores selling rice, miso, soy sauce and fertilizers, and food manufacturers across the country.
古くからの前掛けの産地、愛知県豊橋。
完和萬染の杉江会長の話によると、
昭和20年~30年代の最盛期には1日「1万枚」が出荷されていた。
(注:1カ月、の誤りでは、との指摘があるのですが、「1日」1万枚、が作られていた。)
前掛けの日本一の産地になった理由としては、もともと織物、染物の盛んだった地域に、
全国をまわって受注を取って売り歩く「営業」の力が大きかったことが挙げられる。
使われていた業種としては、やはり「酒蔵」。全国の日本酒、焼酎の酒蔵が競って作り、
卸店、販売店に配布していた。
現在、古道具屋さんなどで見られる前掛けは、その当時に豊橋で作られ、配布されたものと言える。
その後、業種は酒蔵にとどまらず、米屋、材木屋、肥料、味噌、醤油、そのほかあらゆる食品メーカー
などで作られた。
(このホームページでも、徐々にそれらの歴史、前掛けデザインを紹介していきたいと思う)
昭和40年代から製造は減少していき、製造業者の数も減ってきたが、
ここ数年、再び前掛けが見直される機会も増え話題になっている。
(取材:前掛けエニシング 西村和弘)
(参考資料:伝統に生きる職人達 春夏秋冬叢書刊)